
2026年2月に刷新されたLINEの「ミニアプリタブ」。これまでのウォレットタブから大きく構成が変わり、LINEミニアプリを探したり、過去に利用したサービスへ再びアクセスしたりするための導線が強化されました。
LINEミニアプリへの入口が広がったことで、企業にとっても「ミニアプリを提供する」だけではなく、そこで生まれた接点をその後の顧客コミュニケーションにどうつなげるかが、より重要になっています。
今回はミニアプリタブの特徴を整理しながら、LINEミニアプリ、LINE公式アカウント、CRMなどを組み合わせたこれからのLINEマーケティングについて紹介します。
「ミニアプリタブ」は、従来のウォレットタブを刷新し、LINEミニアプリへのアクセスを強化したタブです。利用履歴に加えて、よく使われているLINEミニアプリの表示や、カテゴリ別のおすすめ枠、キャンペーン・注目サービスを紹介するバナー枠などが設けられ、ユーザーがLINE上でサービスを見つけたり、再び利用したりしやすくなりました。
LINEミニアプリ自体も拡大を続けており、2025年12月末時点でサービスリリース数は3万件を超え、月間利用者数は約2,050万人に達しています。これまでLINEミニアプリへの入口として活用されてきたLINE公式アカウントのリッチメニューや企業サイト、SNS、店舗のQRコードなどに加えて、LINEアプリ内からサービスを見つける導線が強化されたことになります。
企業側では、こうした複数の入口をどのように使い分け、ミニアプリの利用からその後の顧客接点へどうつなげるかまで考えることがポイントです。
LINEミニアプリへの入口が増えるほど、企業側では「利用してもらった後にどうつながるか」まで考えることが大切になります。
たとえば店舗でQRコードを読み取り、LINEミニアプリの会員証を利用してもらったとします。そこで体験を終わらせるのではなく、LINE公式アカウントの友だち追加につなげることで、その後もキャンペーンや店舗情報などを届けられる接点を作ることができます。
さらに、ミニアプリ上で得られたユーザーの属性情報や行動データをCRMなどと連携すれば、利用履歴に応じて顧客を理解し、その後のコミュニケーションに生かすことも可能です。
つまり、
サービスを見つける → LINEミニアプリを利用する → LINE公式アカウントでつながる → データを蓄積する → 次のコミュニケーションにつなげる
という一連の顧客体験として設計することがポイントです。
ミニアプリタブによってLINEミニアプリへの入口が広がったからこそ、その接点を一度きりで終わらせず、その後のマーケティングや顧客コミュニケーションにつなげていく視点が重要になります。
LINEミニアプリはオンラインサービスだけでなく、店舗やイベントなどリアルな顧客接点とも組み合わせやすい仕組みです。
イベントでは来場者が会場に設置されたQRコードなどからLINEミニアプリへアクセスし、受付やチェックイン、キャンペーンへの参加などを行うことができます。
店舗であれば、来店時に会員証を提示したり、モバイルオーダーや順番待ちを利用したりするといった活用も考えられます。
ここで大切なのは、リアルな体験をすべてデジタルへ置き換えることではありません。受付や注文、会員証提示など、その場でユーザーが行いたいことをスムーズにしながら、そこで生まれた接点をLINE公式アカウントやCRMへつなげることで、来店後やイベント終了後にもコミュニケーションを続けられるようになります。
イベントへの参加履歴をCRMへ蓄積し、その後LINE公式アカウントから関連情報を届けたり、再来場を促したりするなど、リアルな場で得られたデータを次の施策に生かすこともできます。
こうした設計によって、店舗やイベントなどのオフライン行動と、その後のオンラインコミュニケーションを一つの顧客体験としてつなげることができます。
ミニアプリタブの刷新によって、LINEミニアプリはこれまで以上にユーザーがアクセスしやすいサービス接点になりました。
一方で、企業にとって重要なのは、ミニアプリそのものだけを見るのではなく、LINE上にあるさまざまな顧客接点をどのようにつなぐかです。
ミニアプリで予約や会員証、キャンペーンなどのサービスを提供し、LINE公式アカウントでは継続的な情報発信を行う。さらに、利用履歴や顧客情報をCRMへ蓄積し、顧客ごとの状況に応じたコミュニケーションへつなげることができます。必要に応じてLINE通知メッセージなども組み合わせれば、企業側から届けるべき情報と、継続的なマーケティングコミュニケーションを役割ごとに設計することも可能です。
ミニアプリタブを単なるミニアプリへの入口として捉えるのではなく、その先にあるLINE公式アカウントやCRMまで含めた顧客接点全体の入口として考えることが、これからのLINE活用では重要です。
LINEヤフー Technology Partnerのコミュニケーション部門に認定されているフォーグローブが提供するUZ APPSでは、LINEミニアプリをはじめ、LINE公式アカウントやCRM、既存システムなどを組み合わせた顧客接点づくりを支援しています。
LINEミニアプリを開発するだけではなく、どの接点から利用してもらうのか、その後どのようなコミュニケーションへつなげるのかまで、企業ごとの顧客体験や既存環境に合わせて設計することができます。
店舗やイベントなどリアルな接点とLINEミニアプリをつなぎ、そこで得られた行動データをCRMへ蓄積し、その後のLINE公式アカウントでの情報発信やマーケティングへ活用するといった設計もその一つです。
ミニアプリタブによってLINEミニアプリへの入口が広がった今、個々の機能を単独で活用するのではなく、LINE上のさまざまな顧客接点をつなぎながら、継続的なコミュニケーションとして設計していくことが大切です。
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