
電話やWebで予約を受け付けた後、「予約日時をもう一度確認してもらいたい」「前日にリマインドを送りたい」といった場面は多くあります。電話で一件ずつ確認するにはスタッフの負担がかかり、メールだけではユーザーが確認するタイミングも一定ではありません。また、予約時点ではLINE公式アカウントの友だちになっていないケースもあります。
こうした場面で活用できるのが「LINE通知メッセージ」です。LINE通知メッセージを利用すると、一定の条件を満たすユーザーに対して、企業が保有する電話番号をもとに、友だち追加前でも予約完了やリマインドなどの重要な案内をLINEへ届けられます。
ただし、重要なのは「LINEで通知を送れるようにすること」だけではありません。予約情報をどこから取得し、どのタイミングで通知し、その後の予約確認や友だち追加へどうつなげるかまで設計することで、予約業務全体をよりスムーズにできます。
LINE通知メッセージは、企業が保有する電話番号とLINEに登録されている電話番号を照合し、ユーザーへ重要なお知らせを届けるサービスです。通常のLINE公式アカウントでは、基本的に友だちになっているユーザーとのコミュニケーションが中心になります。
一方、LINE通知メッセージでは、ユーザーがまだそのLINE公式アカウントを友だち追加していなくても通知できる点が特徴です。
LINEヤフーでは、美容・サロンや交通などの利用例として「予約完了」「リマインド」を挙げています。電話予約やWeb予約など、LINE以外の接点から始まった予約でも、保有している電話番号と予約情報を適切に連携できれば、LINEを通知チャネルとして活用できます。
なお、電話番号が一致すれば必ず配信されるわけではありません。ユーザー側でLINE通知メッセージの受信が許可されていること、配信元のLINE公式アカウントをブロックしていないことなど、受信には条件があります。
たとえば店舗へ電話があり、スタッフが予約を受け付けたケースを考えてみます。
予約日時や店舗、利用サービス、電話番号などを予約管理システムへ登録し、その情報をもとに予約完了通知を送信します。予約日前日になったら、予約日時を条件にリマインド通知を自動で送る、といった流れです。
つまり、LINE通知メッセージを導入するだけでは予約通知は自動化されません。「どのシステムに予約情報があるのか」「どのステータスを通知のきっかけにするのか」「どの情報をLINEへ渡すのか」を整理し、既存の予約システムと通知基盤を連携する必要があります。
Web予約の場合も考え方は同じです。予約フォームや予約システムへの登録を起点として通知し、変更やキャンセルが発生した場合には、その状態に合わせて必要な案内を届ける仕組みを設計します。
予約に関する通知は、送るタイミングによって目的が変わります。
予約直後の「予約完了通知」は、予約が正常に受け付けられたことや、日時などの基本情報をユーザーに確認してもらうための通知です。
予約日前の「リマインド通知」は、「明日予約があることを思い出してもらう」「当日の場所や時間をもう一度確認してもらう」といった役割を持ち、予約忘れや問い合わせの削減につながる可能性があります。
すべての情報を一度に送るのではなく、その時点でユーザーが確認したい情報を整理し、必要に応じて予約確認ページなどへ誘導することがポイントです。
LINE通知メッセージは予約情報を届けるだけでなく、その後の顧客接点をつくるきっかけにもなります。
LINE通知メッセージを受け取ったユーザーからLINE公式アカウントの友だち追加へつなげることで、その後の継続的なコミュニケーションへ移行できます。
ここで整理しておきたいのが、LINE通知メッセージによる電話番号の照合と、LINEユーザーIDと自社顧客情報の連携は別の仕組みだという点です。通知をきっかけに友だちになったユーザーについて、さらに自社の会員情報や顧客情報とID連携できれば、予約履歴や利用状況などとLINE上のユーザーを紐づけ、その後のコミュニケーションに活用しやすくなります。
「予約 → LINE通知 → 友だち追加 → ID連携 → 継続的なコミュニケーション」までを一つの流れとして考えることが大切です。
導入前に必ず確認しておきたいのが、送信できる内容です。
LINE通知メッセージはユーザーにとって重要性・必要性の高い通知に用途が限定されており、広告や宣伝を目的としたメッセージには利用できません。現在は用途に応じたテンプレートを組み合わせる「テンプレート」と、事前のUX審査が必要な「フレキシブル」が提供されています。そのため、「顧客の電話番号を持っているからLINEを送る」という考え方ではなく、まず自社が送りたい内容がLINE通知メッセージの利用用途に該当するかを確認する必要があります。
また、個人情報などを含む詳細情報の確認や、その後の手続きを伴う場合には、SMSによる本人確認が必要となるケースがあります。通知本文に何を表示し、どこから先をWebページで確認してもらうのかも、あわせて設計しておきたいポイントです。
予約確認やリマインドをLINEへ切り替えるときには、通知機能だけを見るのではなく、現在の予約受付や顧客管理の仕組みまで含めて考えることが重要です。
フォーグローブではUZ APPSを通じて、LINE通知メッセージだけでなく、LINE公式アカウント、LINEミニアプリ、CRM、既存システムなどを組み合わせた顧客接点の構築を支援しています。
たとえば、既存の予約システムから必要な情報を取得し、予約完了やリマインドをLINE通知メッセージで自動配信する仕組みを構築、通知後のLINE公式アカウントの友だち追加や、会員情報・予約・利用データとLINEユーザーの連携までを一連の流れとして設計し、運用まで伴走することが可能です。
「電話で受けた予約をLINEで確認できるようにしたい」「現在の予約システムを変えずにLINE通知を追加したい」といった場合も、現在の予約フローや顧客データの持ち方を整理し、企業ごとの環境に合わせて必要な仕組みを検討していきます。
LINEで予約確認やリマインドを届ける仕組みは、通知だけを切り離して考えるのではなく、現在の予約方法やシステム、その後の顧客コミュニケーションまで含めて設計することで、より活用の幅が広がります。
フォーグローブでは、「電話予約後の案内をLINEで送りたい」「今使っている予約システムと連携できるのか分からない」といった段階からご相談いただけます。現在の業務フローやシステム環境を伺いながら、どこをLINEで補うとよいか、どのような連携が必要かを整理し、仕組みの構築から運用まで一連の流れを支援します。
まだ具体的な要件が固まっていない場合でも、まずは実現したいことや現在困っていることからご相談ください。
LINE通知メッセージの概要 | LINE Developers
LINE通知メッセージAPIの技術仕様 | LINE Developers

